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設計(チューブ):大久保智世/2011年入社/工学部生体分子機能工学科卒/世界トップクラスの技術者へ。潤工社ならその夢を実現することができます。
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1Day Schedule
8:00 出社
出社後、まずはメールをチェック。その後はPCに向かってルーティンワーク。
9:00 新製品の設計

パソコンに向かってチューブの設計。拡張率・収縮率を探りながら、新しい製品の概要を決めていく。

12:00 昼食
会社の食堂で昼食。設計チームだけではなく、営業、生産技術などさまざまな職種の人達と一緒にテーブルを囲む。ワイワイガヤガヤした楽しい雰囲気の昼食。
13:00 試作品づくり
試作品を製造し、試験・評価・分析を繰り返す。この後は量産試作を行い、量産化への目処をつけるが、まだまだ解決すべき課題が多い。
17:00 デスクワーク
資料の整理、明日の準備。
17:30 退社
最近、会社の仲間と始めたテニスに向かう。

入社の動機

PHOTO:仕事風景入社後の早い時期から設計・開発の仕事に携わりたいと考え、就職活動では独自の技術力を持った中小企業を探しました。大企業だといくら技術が優れていても、大勢の中に埋もれてしまって自分の力が発揮できないと思ったのです。その意味で、潤工社は適度な規模ですし、革新的なものづくりを展開していますから、私の条件にぴったり。また、大学時代、隣の研究室でふっ素樹脂を扱っていて、何となく面白そうだと思っていたのも大きかったですね。

現在の仕事の内容

新入社員研修後はチューブの製造現場を1年ほど経験し、チューブの設計を経て、現在は熱収縮チューブの設計・開発に携わっています。熱収縮チューブは熱を加えて径を小さくする機能を備えたもので、絶縁用や保護用に使用されています。なかでも私が開発しているのは、収縮後に引裂機能を備えた製品。カテーテルを成形する時に用いるのですが、完成後は不要となるので簡単に引き裂いてはがすことのできるチューブです。通常のチューブは耐久性の向上を目指すのですが、「裂ける」というまったく逆転の発想から開発した、潤工社独自の製品です。このオンリーワン製品を製造スタッフと連携しながら開発しています。設計はもちろん、試作から量産まで手掛けますから、製造現場を経験したことがとても活きています。押出成型機の仕組みや扱い方、工程の理解はもちろん、製造の方との人的ネットワークも役立っています。

仕事で心がけていること

PHOTO:仕事風景現象の本質をとらえること。カテーテル成形に使用される熱収縮チューブの開発に際しては収縮率を始め、品質などとても高いレベルが求められます。それを実現するには表面的なことではなく、お客様の求めるニーズの奥にある本質、問題の核をしっかり把握し、そこから課題解決を図っていくよう心掛けています。単にお客様の提示する要求に応えるだけではなく、一歩踏み込んで本質的な視点から本来あるべき製品像を提案する。それこそが、私たち潤工社スタッフの仕事だと思っています。

印象に残ったエピソード

先日、新規のお客様の元へ営業と同行したときのこと。かなり高い品質の製品開発を依頼されたのですが、先方様もまさか若い女性技術者が来ると思っていなかったのか、「無理ですよね」と一言。それがとても悔しくて、「絶対につくってみせる」と会社に戻り、みんなの協力を得ながら必死で完成までこぎつけました。納品すると「まさかできるとは思いませんでした」と本当に驚かれ、私は心の中で「やった!」と叫びました(笑)。さらに「では、こんなことは可能ですか」と新たな課題もいただけて、とても嬉しかったですね。

将来の目標、夢

私は技術者としては、まだまだ半人前以下。まずは先輩方の背中を追って、どんどん提案しながら成長していきたいと思っています。目標は、業界内で引裂機能を備えた熱収縮チューブと言えば、「潤工社の大久保チーム」と言われるようになること。これは決して夢ではなく、この分野のナンバーワン技術を有する潤工社のなかで努力していけば達成できる目標です。若いスタッフでもどんどん意見を言うことができますし、やりたいことを認めてくれる環境が、ここにはあります。私はこれからも常にチャレンジャーであり続けながら、ナンバーワンのスペシャリストを目指していきたいと思っています。