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設計(ケーブル):森尻大輔/2000年入社/工学部応用化学専攻卒/必要なのは経験よりも、創造力。過去にとらわれない、新たな発想で開発に取り組みます。
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1Day Schedule
8:30 設計作業
ミーティングの後、現在開発中の新たな超音波診断装置用の同軸ケーブルの設計作業。
13:00 担当と打ち合わせ
資材担当者と調達部品についての打ち合わせ。潤工社の同軸ケーブルはコネクターや基板などをアセンブリしているため、さまざまな部品の調達を検討することも設計の仕事。
14:00 現場で打ち合わせ
同軸ケーブルの製造現場で打ち合わせ。実際に現場で作業を開始すると図面通りにいかないことも。また、来月から始める新たな加工方法について現場のオペレーターとディスカッション。
15:00 電話で打ち合わせ
海外の協力工場担当者と電話で打ち合わせ。来週訪問する際の課題について確認。
16:00 設計作業
再び設計作業。医療用診断装置も診断する部位によってケーブルに要求される仕様が異なり、細かな対応が求められる。

現在の仕事内容

PHOTO:仕事風景10年ほど前から極細同軸ケーブル製品の設計を担当しています。携帯電話やデジタルカメラ向けの製品を手がけ、現在は医療用の超音波診断装置向けプローブ製品の設計・技術開発を行っています。ただ、設計と言っても単に図面を描くだけではなく、部品の調達から試作、評価、量産の立ち上げまで関わりますから、仕事の範囲は広いですね。時には生産用の治具や製造装置そのものを開発することもあります。また、私の場合、量産は中国の現地法人で行っているので、しばしば海外へも足を運びます。プローブ製品は種類も多く、常に多品種の製品開発・生産が同時並行的に進んでいます。すべての製品に関して、常に安定した量産を行い、お客様の要望を完全に満たす品質で応えていくことが、この仕事の役割ですね。

仕事で心がけていること

コアとなる設計・製造技術を修得することは必要ですが、求められるのは経験よりも発想力や創造力です。設計者個人の裁量にまかされる範囲も大きく、そこでいかに効率的に、独創的にものづくりを進めていくかが問われます。ですから、私自身は何より先入観や過去の成功事例にとらわれないよう心がけています。いつも自分をニュートラルな状態にし、人の意見に耳を傾けながら、新しい技術や考え方を取り入れ、新しいことに挑戦することを恐れず、常に柔軟な発想で仕事に取り組むことが大事だと思っています。

印象に残った仕事

PHOTO:仕事風景たくさんありますが、1つあげるとすれば携帯電話向けの極細同軸ケーブルの開発でしょうか。ワンセグを視聴しやすいように液晶画面が横方向にも開く携帯電話用の製品でしたが、これは極めて厳しい開発を強いられました。液晶部分と本体をつなぐ内径2mmもないヒンジ部分に高画質液晶画面用の同軸ケーブルを通さなくてはならないというもので、しかも、40万回という耐屈曲性も必要でした。この難しい仕様をクリアして製品化が実現したときは、大きな達成感がありました。まさに、潤工社だからこそ開発できたオンリーワン製品だったと自負しています。

学生の方へのメッセージ

潤工社はフラットな組織で上下関係もなく、誰もが自由に意見が言える、自発的に仕事に取り組める環境があります。また、常に新しい技術・製品の開発を行っているため、さまざまなことにチャレンジすることができます。本人の努力次第では、新しい技術、新しい製品の先駆者になることができるのも魅力です。私は大学院で応用化学を専攻していましたが、潤工社には機械系、電気・電子系出身の技術者も多く、大学で何を学んでいたかは大きな問題ではありません。大切なのは、入社してから自ら学び、成長していきたいという向上心だと思います。常に前進を続けながら、世界にここでしかできないユニークな技術・製品を開発したいと思う方にぜひ入社してほしいと思っています。