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電線ができるまで
電線ケーブルの基本的な形体
電線には電力用電線、電気通信用電線、光ファイバなどがあります。潤工社はIT関連機器・精密機械装置・健康医療機器などの分野で使用される、高機能な電線ケーブルを開発しています。

図:電線ケーブルの基本的な形体

電線ケーブルの構造
潤工社では絶縁体・誘電体・保護被覆にふっ素ポリマーをはじめとする、高機能プラスチックを使用しています。

図:電線ケーブルの構造


電線ケーブルの製造工程
電線は導体に絶縁体を被覆することによって作られます。
ケーブルとは、複数本の電線が電力伝送や信号伝送の目的に応じて撚り合わされたものをいい、用途に応じてシールドやシース(保護被覆)が施されます。


工程1:電線被覆
熱可塑性プラスチック(ふっ素ポリマーFEP、PFA、 ETFE)の場合、原料のペレット(樹脂の粒)をホッパーに入れ、シリンダーの中で溶融、混練しながらスクリューで押し出します。
図:電線被覆装置の簡略図
押し出されたポリマーは、先端のクロスヘッドにある成形金型を通して、導体の上に被覆され、均一な絶縁体になります。
図:電線被覆装置のクロスヘッド
潤工社の最先端テクノロジー

世界で初めてふっ素ポリマーの電線ケーブルを開発

潤工社は独自の加工技術・製造マシンを開発し、世界で初めてふっ素ポリマー(FEP)の溶融押出成形による電線ケーブルの生産を実現しました。現在も世界最先端の被覆成形技術を駆使して、数ミクロン単位で被覆する超極細同軸ケーブルから、さまざまな電気特性を備えた電線ケーブルまで、多彩な製品を開発しています。


工程2:撚合わせ
絶縁体が被覆された複数の電線を、捻れないように均等な張力で正確に撚り合わせます。必要に応じて介在を加えたり、抑えテープを巻きつけたりすることで丸く仕上げます。
図:撚線機の簡略図
潤工社の最先端テクノロジー

高速・大容量の情報伝送を支える、高精度な撚合わせ加工

スーパーコンピュータや基幹系大型サーバなどには、何本もの電線が撚り合わされた多心ケーブルが使用されます。潤工社の高精度・高信頼性・高密度な撚合わせ成形技術によって生まれた多心ケーブルが、高速・大容量化が急速に進むIT関連機器の情報伝送を支えています。


工程3:シールド
編組シールドとは、数本ずつの導体をまとめ、電線の上に銅線をクロスして編み上げるようにシールドを作る方法です。
編組シールドは、編組機で作られます。セットした電線のまわりに、上下のボビンが反対方向に回転することによってシールドが編まれていきます。
図:編組機

他にも、導体を一方向に整列して巻きつける横巻きシールド、金属箔または金属ラミネートテープを巻きつける方法があります。
潤工社の最先端テクノロジー

電磁環境両立性(EMC)対策に優れたシールドを開発

シールドは電磁波やノイズを遮蔽し、電気特性安定化のために施されます。現在、さまざまな機器から漏洩する電磁波や発生ノイズが他の機器に影響し、生命に係わるような誤動作を引き起こす事故が発生し社会問題になっています。潤工社は、さまざまなシールド方法を用いて、電磁環境に適した高性能、高寿命ケーブルを開発しています。


工程4:シース
電線被覆工程と同様に、最外層にプラスチックや熱可塑性エラストマーを被覆。電線を保護・強化すると同時にさまざまな機能を付加することで、多機能なケーブルが完成します。


完成した電線ケーブル
潤工社は最先端のポリマーサイエンス技術と独自の成形加工技術を通して、多彩な電線ケーブル製品を開発しています。